こんにちは、ほそのゆうた(@yuta_hosono)と申します。
私は、1年かけて親への執着を減らしたら、心が楽になりました。今まで何かにつけて親を否定していた私。ですが、どれだけ否定しても心はスッキリせずにモヤモヤしたままでした。
親への執着心に向き合い、自分とも向き合い、すると次第に執着が消えていって、より生きやすくなりました。
特に大切だったのは、自分とじっくり向き合うことでした。
・親との関係で苦しんでいる人
・理由は分からないけど心がモヤモヤしている人
・親のことを考えるとイライラしてしまう人
そういった方の参考になればと思い、私の行動・思考を紹介します。ひとりでも多くの方が自分を大切にして、充実した人生を送ることができると、私も嬉しいから。
私から見た親
私の親は過保護であり過干渉でした。いわゆる毒親です。いつも考えを押し付けてきて、私の考えが母と違うと「なんで素直に"うんわかった"と言えないかね」と逆ギレ。もしくは、とても悲しそうな表情をする。私はそれに罪悪感を感じてしまい、次第に親の意見に合わせるようになりました。
私はむなしさを感じながらも、「私のことを想ってくれる親、私のために尽くしてくれる親なんだから」と自分に言い聞かせ、いい家族だと思い込んでいました。
母へのガン宣告と私の気持ち
2018年末、母の体に大きな腫瘍が見つかりました。
2019年早々に検査をしたところ、それがすい臓ガンと判明。すい臓がんは、5年生存率が極めて低いガンで、完治が極めて難しい状況でした。
正直に言うと、私は親を恨みました。なぜ私を邪魔するのかと。
今思い返せばそれは親への執着だったように思います。
自分と向き合うことにした
私は自分と向き合うことを選びました。
母が死ぬ前に両親との関係を振り返り、自分の真の気持ちを理解する。そうしないと一生後悔するかもしれない。無意識にそんな気持ちが生まれ、毒親やアダルトチルドレンに関する書籍を読み、カウンセリングも受診しました。
この画像は、カウンセリング受信時に先生に送ったメールです。
自分を理解するための手段として、カウンセリングを申し込みました。
怒りの感情を殺していた
4月から8月まで5か月間、全9回のカウンセリングを受診しました。
そこで分かったのは、過去の自分は怒りの感情を殺していたということでした。
約束を破られたり、物事がうまくいかなかったとき、怒りの気持ちが湧き上がるのはごく自然なことです。
ですが私の場合、湧き上がった感情をすぐに殺して
・相手にも事情があったんだからしょうがない
・うまくいかなかったのは全て自分のせい
と言い聞かせていました。
こうしていつも自分の気持ちを押し殺していたから、自分がどうしたいのかが分からなかったのです。
私は感情を出す訓練をはじめました。
最初に思った気持ちを声に出す。
・逆ギレされるんじゃないか
・悲しい顔をされるんじゃないか
不安が交錯しながらも、自分の気持ちを表現する道を、私は歩み始めました。
勇気出して本音を伝える意味はあった
母が死ぬ3日前、私は5か月ぶりに両親と再会し、自分の気持ちを両親に伝えました。
当初、伝えるつもりではなかったけど、母と話せるのは今日が最後という気持ちが、私の勇気を後押ししてくれたように思います。
私にとって両親とは、とても怖い存在。
親と考えが違ったとしても、それを言えるはずもありません。
けれどこの日、初めて本音を伝えることができたら、心の中の暗闇がスーッと晴れた感じがしたんです。
私に必要だったのは、両親に直接気持ちを伝えることでした。
この日は私の人生を変えた日。何があったのか、私の感情がどう変化したのか、全20ツイートの壮大な物語を、ぜひご覧ください。
一瞬で心が軽くなったら苦労しない
親に本音を伝えたことで心が100%解放されたと思ったけれど、実際には違いました。
その後も父と話すと疲れます。
気を遣います。
33年間もずっと恐怖を感じていたのですから、仕方ないことかもしれません。
けれど少しずつ、自分のことを話せるようになりました。
いや、話そうと決めて話しています。
ものすごく疲れるけど、気持ちを素直に話すと、心の重しが少し軽くなるのが分かるから。
母の死から4か月以上たった今
母の死から4か月以上がたちました。
断言できるのは、あのときより確実に心は楽になったということ。
少しずつ本音を言えるようになって、素直な気持ちを理解できるようになって、自分を大事にできている感覚があるんです。
親の考え方に合わせるのではなくて、自分がしたいかしたくないか。
それを前提に考えられるから、行動に責任も出ました。
これは大きな変化です。
人に言われてやることって、結局ひとのせいにしてしまうから。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
私が伝えたいのは、人生変えることができる、ただし苦しさが伴うこともあるということです。
1年間かけて自分と向き合い、親と向き合い、結果的には心が軽くなりました。
けれどもその道の途中では、憂うつな気分が止まらないときや、涙が止まらないときなど、苦しいことが立て続けのありました。
だけど私は、親の意向に沿う人生よりも、自分の人生を歩みたかった。
その一心で走り続けました。自分の人生は自分で選ぶ権利があります。
たった一度きりの人生、自分の人生を自分を選ぶ方が、きっと楽しいから。
最後に、自分と向き合う中で非常に役立った本をご紹介します。
親との関係性で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
また、私にとってカウンセリングに通うこともとても大切な工程でした。私は対面カウンセリングを選びましたが、対面が怖い方、近くに相談場所がない方は、テキストで相談できるカウンセリングがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。